『ご』:ごまだれ

昔は冷やし中華には醤油ダレと心に決めていた。

だが今はどうだろうか。ゴマダレもありかもしれないとおもい、選択肢が増えた。


錦糸卵、ささみの酒蒸し、そしてきゅうりに絡むあのごまだれ。

紅生姜はいささか合わないかもしれないが、冷たくつるんと歯ごたえのある氷で締めた麺に

あえてコクが深い、ごまのタレ。

まろやかさとのどごし。相反するもののマリアージュはよいものだ。


とはいいつつ、ジャージャー麺やひやあつなどの冷たいものとあっついものが同じ丼に入ってるたべものはどうも美味しいとは思えないのだけども。美味しいのかなあれは。


えてして、ごまは体にいいと言われる。いりごまも安い。何でもかけてしまえばいい。白も黒も金も貴賤などない。


だけどなぜか練りごまだけは比較的値段が高い。

フードプロセッサーでしつこく碾けばご家庭でもつくれるそうなので、担々麺とか作るときにいいだろう。


ごまだれ。バンバンジーとか食べたくなってきた。

ネギと生姜のみじん切りに、ねりごま、砂糖、醤油、おろしニンニク、ちょっぴりお酢とごま油。ついでに豆板醤をいれると辛くて美味しい。

たっぷりのきゅうりの千切りに、茹でてごま油で下味をつけたもやし、個人的にパクチーももしゃりといれたい。それと、酒蒸しにしたささみか胸肉。

これをゴマダレで食べる。


たべたい。

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