『キューティ・ブロンド』2001.米

よく、女性向けの雑誌なりなんなりで
元気が出る!ハッピーで前向きになれる!ファッションがかわいい!というお題目でだいたい鎮座しておわすこの映画。

多分テレビとかでやってたいこともある気がするのだけど、なんだかんだでしっかり見たのは初めてな気がする。

タイピストに続き、ガーリームービーを続けてみた。

あらすじは、学校卒業とともに付き合っていたハイソな彼にプロポーズされる!とおもっていた主人公が、金髪な子(遊んでそう)と結婚はちょっと…と別れを告げられる。
傷心の中諦めきれない彼女はじゃあ彼も通う法律学校に自分も通ったらよりを戻せるんじゃ!?
からはじまる、そんなストーリー。

大前提として、アメリカの学校事情がわからずすこし調べたりしたのだけど
ロースクールというのは、いわゆる日本で言うところの法学科なのかな。

そもそも、わりと昔の作品なだけあって、割と話の内容はしっていたんだけど
主人公のエルのことを、もっと頭の弱い子だと思っていたのだが、彼女はもともと頭の回転が早く、賢く、自己主張ができ、社交性がある。
そんな子がいままで生きてきたフィールドとは別の場所で、自分のまま、自分を作ってきたものを最大限利用して、そこで頑張る。

ほんとうにいい意味で娯楽作品で、ハラハラするところも、しょんぼりするところも基本的になく、あったとしても次の瞬間にはわりと解決している。
93分という短めの時間も、集中力を切らさずに見切れるだろう。

特によろしいな、とおもったのは本当にエルはネガティブな言葉をはかない。
そして、周りを見て、自分の正義と思ったことに対してすぐ行動を起こす。

へこんだ時ネイルとヘアサロンで、自分自身を奮起するというやり方とても好ましく、こういうふうになりたいと思わせる力がある。

棚からぼたもちで幸せになるのではなく、自分から掴み取りにいく、そんな強さがこの映画の人気の秘訣なのかな、なんてことを思った。
吹き替えでみてしまったので、もう一回字幕で見てみようかな。

得てして、映画見たよを書く時少し調べてから書くのだけど
日本でこのキューティ・ブロンドがミュージカル化してるのを初めて知った。
主演は神田沙也加!あのパワーがあれば、たしかに元気をもらえそうだ。

もう20年近く前の作品になるが、未だに女の子の活力剤になりえる。そんな映画でした。

ROCKY'N ROAD CRISIS

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